9月も中盤、いかがお過ごしでしょうか?
なんだかんだとありながら日にちというのは迫ってくるもので、23日の出展まであと1週間ほどとなってきましたよ奥さぁん
「やばす!」という気持ちと「なんとかなるさぁ」という思いとが入り乱れておりますが、とかく自分自身に何か刺激になるんじゃないかなぁと今現在は”おっとり”と構えております。
はてさてまぁ人生いろいろとありますが、お仕事の方もいろいろと機会をいただいておりまして、
以下、完成、納品も1か月ほど前のお話となっていますが
メンズオーダーシャツ
ご縁あって、いわゆる注文服、オーダーメイド(ちなみに左記は和製英語。海外ではカスタムメイドcustom-made、メイドトゥーオーダーmade-to-orderなどという)シャツを承ることになりました。
注文服、ということは・・・
・採寸、デザイン決定に始まり
・パターン(型紙)作製
・裁断、印付け
・そして仮縫い・・・etc
といったことを、わ、わわわわわ、わたくしが、い、一手にお任せいただくことに
お、おおお、落ち着け、おちつくんだわたし
と少々(相当?)あわててはおりましたが、
憧れの”クチュリエール”(クチュリエ=仏語で(男性の)裁縫師のことであるが、主にパリのオートクチュールの主任デザイナーを指すことが多い。〜−ル=女性の場合)に一歩、いや、半歩、ほんの1ミリでも近付けるかもしれない…
正式にお受けした瞬間、目の前に何かキラキラしたものが見えた気がしました(しっかり!汗)
で、メンズ・・・
一回だけやったことあるきらり
いや、きらり←じゃないですよあなた。
偶然にもメンズの教科書を、やっとこゲットしていたわたし。
お仕事として初の注文服。なんとか、プロジェクトスタートです
さっそくお時間をいただいて、採寸とデザインの確認、話し合いです。
・3着のご注文
・(音楽をされているので)衣装としても着たい
・生地は持ち込みで、いずれも(浴衣等に使うような)反物
→綿の柄生地、久留米絣、紬(絹)
・ボタンやステッチなどディティールはほぼわたしに一任で。
対話を通してお客さまのご意向・お好みに寄り添う、引き出す、近付くことができればetcという思いは、
本家のカウンセラーさんには恐れ多いですが、ほんの少し”ファッションカウンセリング”って感じかな?とか思いました:)
ではここからは全体の流れ、画像を交えながら★その一部始終を…
★パターン作製
お気に入りのシャツも参考にさせていただきながら…
チェスト、洋服だんすですが…何か?
(幅は狭いけど、あまり腰が痛くならなくて、ちょうどいい高さなのです)
★裁断
画像は全て裁断後のもの。
和柄で”粋-iki-”な趣ですよね:)
肩ヨークの裁断。
柄合わせといって、きれいに柄を配置していきます。
★切りじつけ(糸による印付け)、仮縫い等を経て…
★本裁断、芯貼り
表上衿。
通常貼る接着芯に加え、衿先には「増し芯」として同じ芯を重ねて貼ります。
★本縫い
袖ぐりと、
袖下〜身頃の脇線(シャツを着てバンザイをしたときに手首の内側から脇を通り裾まで一直線の縫い目)を
折り伏せ縫い(できあがり線を地縫い後、縫い代幅を片方を長く、もう片方を短く裁断し、その長さの違いを利用し、長い方で短い方をくるんでステッチで抑える縫い方。丈夫さが求められる衣服に用いられる)
こちらは袖下〜脇線。お花みたいになってます
★ボタンホール、そして手作業によるボタン付けを経て・・・
あちこち縫って、表のステッチもオッケーうふふ(はぁと。=ローラ風)
ついに切りじつけを抜いていきます。。。
★完成!
…というわけで、ちょこちょこ小出しにアップできなかったのが、たまに(だいぶ汗)キズですが
次回あたり、やっとこ!実物をご紹介したいと思います
btw,ちなみに!
オンガクス衣装 | Bass Player Matsuda Sho
今回のお客さまが、着用の様子などをご紹介してくださっています。
ぜひ、併せてご覧ください
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