オンガクスブログ

洋裁といろいろ from Kobe!!

ジーンズの裾上げを家庭用ミシンで

「お昼休みですね〜^^ オンガクスもいっちょまえにお昼の休憩です〜」
なぁんて優雅に状況のご報告をしようと目論んでいたのに、あっという間に夜になってしまいました

しかも最近日の入りが早くなってきたではあ〜りませんか※チャーリー浜師匠

なんかもう、あっちゅう間に年末がやってくるんではないかと心なしか気忙しい気持ちになっちゃいます…



さて今日は引き続いての【デコパッチ】iPhoneケースへと参る予定だったのですが、
なんだかんだで今日は【ソーイングジーンズの裾上げなどなどに終始することに

ではまずはデニムの裾上げの方法についてご紹介です

現在我が家には、いわゆるデニムなどの厚物を容易く縫ってくれるような職業用や工業用ミシンがないので、ミシン縫いに関しては10代から使っている家庭用(コンピューター)ミシンのみで対応しています。
(ちなみに縫い代を始末するロックミシンは二本針)

そんなわけで、専門的なミシンをお持ち合わせでないご家庭でご自分でジーンズ等の裾上げをされる際に
※いろんなやり方があるのであくまでご参考までにというカタチ=一例ですが、わたし自身の備忘録も兼ねてご紹介します。

※ご家庭で必ずできるといったことを保証するものではありません。ミシンはデリケートですので場合によっては故障の原因にもなりえます。実践の際は自己責任でよろしくおねがいします。
※実物を裁断する前に、実物と似た厚みの布きれで試し縫いされるとよいと思います。初心者さんは「怖い!」と思ったらやめておくのが賢明かも!


★ミシンのない方は、さらに手間はかかりますがミシン縫いの部分を「本返し縫い」というやり方で手縫いされるとよいかと思います。





古着のLevi's=リーバイス
ベーシックな5ポケットのジーンズ(ジーパン)


実際に着用者に穿いてもらってちょうど良いところ=出来上がり線にしたいところに安全ピンを留めます。
今回は穿いた状態で素足、かかと部分、床すれすれプラス1〜2センチの状態のところを留めました。
(出来上がりのラインは通常靴を脱いだ状態で床すれすれだったり、靴を履いた状態で様子を見たりします)



出来上がり線まで何センチか測ります(=画像の場合10.5センチ)
このとき、折り返ってる部分の幅(=画像の場合1.5センチ)が気に入っていればそれも覚えておきます。


裾のラインは好みやデザインによって加減することもありますが、
今回身内のものなのでカンタンに=裾から平行に今回の場合10.5センチ線をひきます。
さらにその線と平行に ☆折り返ってる部分の幅の2倍=今回3センチ、裾側にひきます。
そしてこちら ☆の線を裁断します。

→裁断した裾は捨てずに残します。


脇の縫い代をカットします。
画像のように縫い目の左右それぞれ半分の幅で、出来上がり線の2ミリ上くらいまでカットします。
(画像では右側しかしていませんが、もう片方もカットします)


反対も同様に。
こちらは折り伏せ縫いにしてあるので、余計なところも切ってしまわないよう慎重に。


出来上がった感じに折って、前述でカットした部分をトンカチ・金槌で叩きます。
ここまでの作業で、縫い代の厚みは大なり小なり軽減されます。


※針、ミシン糸を号数の大きいものに取り変えてあるか確認します(今回16号針・30番ミシン糸)
→裁断した裾で試し縫いします。
ちなみにリペアの際にも使えるので、できれば取って置いた方がいい(とわたしは思う)


いよいよ本縫い。
※家庭用、特にコンピューターミシンの場合、縫い代の重なる部分はミシンの右についてる丸いやつ(プーリー)を回して=手動で縫った方が安全かも。くれぐれもミシンの顔色には注意してあげてくださいね。
ぐるり一周縫う際、まだ縫い代が厚く上手くミシンが進まないときがあります。
そんな際は、画像のように、裁断した裾を押さえ金に挟んで厚みを同じくらいにすると縫いやすいです。


FINISH!(^o^)丿
て、糸絡んどるやないか〜い☆
それぞれ適当に結んでから余分な糸を切るなどしました。

お好みで仕上げアイロンをして完成です



あと、針・糸に関してですが…

針はぜひともミシン・手縫いそれぞれ厚地用のものを使いましょう。
例えば・・・
ミシン針を薄地用のままにして、厚地用糸=太いもので縫うと、
糸切れ、針折れの原因になったり、何よりミシンに負担がかかってしまいます。
手縫い針も同様に、糸切れ、針の湾曲、折れにつながりますし、
というか、それぞれ大変縫いにくいと思います。

糸については一例ですが・・・
メジャー手芸店さんで販売されているミシン糸「シャッペスパン#30」=シャッペスパンの30番
それからジーンズステッチなどといって販売されている#20=20番のものなど
ミシン・手縫いともに、ミシン糸使用推奨です。
見栄えも良く、丈夫だと思いますよ。



いかがだったでしょうか
いつも以上に長文になってしまいましたが
少しでも読者さんの「へぇ〜」や「なるほど」につながれば幸いです

さぁさぁ明日は何しよ




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シャッペスパン(ミシン糸)#30


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